6月24日(日)は天候にも恵まれ、無事「多古町あじさい祭り」が開催された。
本会場は、紫陽花1万株が咲き誇る栗山川沿いの、通称「おっぱいテント」がある会場。
いつも午後を微睡む、長閑な芝生の河川公園。
天候にも恵まれ人の出が多い |
それは、少子高齢化による若者の減少、働く世代が都心へ出てしまうこと、郊外や近隣の大きなSCなどによる町中小売店の弱体化などのマイナススパイラルにより、町が老朽化してしまったことへの起死回生を狙ったもの。
商店会では「起志回生」という昇りを街中に立てて活性化にむけ努力しているのだ。
俺の前の「仲町通り」は、古くから商店街が建ち並び、通称「多古町銀座通り」とも言われたものだった。
しかしながら、後継ぎもいなくなり、どんどん店がつぶれ(俺のうちもそうだが・・・)、シャッター通りになってしまった。
この通りに人を呼ばなくては!ということで、今回の企画となったワケ。
朝も早くからテントを出したり、机を並べたりと設営に大忙し。
揚げたてコロッケ、焼きトウモロコシ、フランクフルト、かき氷、ポップコーンなど、地元の人たちが手作りで会場を作っていく。
俺は以前挑戦したフリマで、ほとんど売れなかった茶器を店の前のブルーシートに並べだす。
茶器は、お袋が趣味で茶道をやっていたことから、様々なお茶の器や皿を買い込んで、結局使わずに倉庫に眠られていたもの。
スタート前にほぼ完売。 |
何故かオバちゃんたちの視線が集まり、人だかり・・・・
まだ段ボールから出している最中なのに、勝手に開けて「これいくら?」の質問攻め。
待って、ちょ~っと待ってって。
終いにはオバちゃんたちが取り合い奪い合いをはじめる始末。
仕方なくレコード。売れん・・・ |
「じゃ、それは500円ね」
「えー、もうひと声頑張ってよ」
「じゃあ、400円でどう?」
そんなやり取りに楽しさを見つけながら、結局、ものの15分で段ボール3個分もあった茶器はほとんど完売!
時間を見たら、まだ10時前。
10時からの開催なのに・・・・・
残りの商品は、数が揃っていなかったり、割れていたりといったハンパものばかり。
でももう7,000円もゲットしたし、もういいや。
ってんで、お向かいの食堂でも手伝ってやるか。
今回ちょっと面白い趣向として、幻のお米「多古米」の炊き立てご飯を中央エリアで無料配布、発泡丼に盛ってくれる。
で、ホコ天を歩きながら、様々な店舗で用意した具材を、選んで有料で乗せてもらうっていうもの。
人が絶えない・・・ |
仕入が高くなっているのに、気前よく「ひと切れ百縁(100円)」の大奉仕。
人が集まってもらうことが最優先、という志で、原価300円を100円で販売。
これが大人気で、120人前が30分で完売。急きょ追加した30人前もすぐ売り切れ。
バットに分けて出した瞬間に人だかりとなり、11時前に売り終わっちゃった。
ご飯が入った丼持って待っている |
揚げたら売り切れ、揚げたら売り切れ・・・・
店の前では、ご飯が盛られた丼を持って待つ行列。
「すみません、今、揚げてますからねぇ。」
「鰻は終わっちゃったんですよ、ごめんなさ~い」
「お詫びにフランクはいかがですかぁ」
「このバッグいいでしょ。ちょっと使ってるけど、でもメーカーもんですよ。」
「奥さん、1個100円のバッグで迷わないで。5個買ったって、500円!」
「この靴のサイズいくつ?」
「ちょっと履いてみていいですよ。もしピッタリだったら、運命の人ですよ。12時までに帰らなきゃ・・」
「アニィ~、これいくらぁ?」
「はいはい、これはちょっと欠けちゃったから5枚100円でどう?」
持ってきた100匹のスズ虫も全部さばけちゃった。
途中、町を練り歩く小学生の鼓笛隊や多古踊りの皆さんの大行進もあり、ホコ天は大盛況、大成功のうちに終わりました。
店じまいしててわかったんだけど、ボクサー崩れの鬼ゾリ入ったヤンキー兄ちゃんに売った皮バッグが、すぐ隣でフリマの店を出して、高額で売っていた。
あ、そういうことか・・・フリマって。
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