時に厳しく叱った。
靴脱ぎ場を作った。
靴をたくさん買った。いろんな方法で靴を履くよう努力した。
でも、このとおり・・・結局、気がつく度に足を拭く。
投げ出した母の足・・・
細く、かよわく、薄汚れた足・・・
どこまで歩いてきたのか
どこを彷徨ってきたのか・・・・
記憶を求めて歩くその先に、この先の人生の光りは見つけられましたか?
探し出したいものは、見つけられましたか?
きっと、探し出したいものは、この先見つけることはできない
それを助けてあげることもできない
でも、彷徨った足を優しく拭いてやることは、できる。
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