2011年7月20日水曜日

祇園祭の準備

我が町では7月の終わりに祇園祭りが開催される。

夏の風物詩となっているこの祭りは江戸時代から続いており、天保10年に作られたという山車が町中を練り歩く。
クライマックスは「しいかご舞い」という踊りが奉じられ、高さ約10mの塔の上で、猿役の強男が跳ねまわる。県の無形文化財にもなっている奉舞。

年番と言われる制度があり、仲町、新町、本町の3町がそれぞれ祭りの総取を受け持つことになっており、猿役は年番の区から選出される。

今年は仲町。
自分の町区となる。

この3連休は、各区で祭りの準備が進められた。

山車小屋から、一年ぶりに山車を引っ張り出し、積もった埃を洗い落とす。


釘を使わず木同士で組み建てられた山車は、祭りの度に毎回解体され、都度組み上げられる。
柱やパーツがどうやって組まれるのか、当然ながらマニュアル本などなく、代々人によって口で伝えられてきた。

「この柱のこの模様が前だな」
「亀の彫は左、鶴は右」とか・・・

幼心から聞く、山車のきしむ音や笛、太鼓・・・
威勢のよい掛け声と的屋から伝わる独特の灯りと匂い・・・

もう、頭の中では祭りが始まっている。

朝から町中のオヤジが集まり、午後には祭りの準備も片付いたこところで、もう一仕事。

それは、皆の遊び場を作ろうという話から、近所の倉庫で眠っているビリヤード台を、空っぽになった俺の店に持ってこようということになった。
石の土台で出来たその台は、無茶苦茶重たく、数人で持ち上げるのは非常に難しい。
しかし、移動距離は200m以上ある。
そこで、一旦台車にのせて道路を押していく作戦に。

本当は道路使用許可を取らなきゃいけないんだろうけど、そんなの無視無視!
まるで、山車を押すように、「ワッショイ」の掛け声で、みんなで押していく。

ひと苦労しながら、セッティング完了。
早速俺の店はプールバーに・・・

皆、子供みたいにはしゃぎながら玉を突いて遊んでいる。
楽しむことなら、何もいとわず皆が集まり、力を寄せ合う。そして自ら思い切り楽しむ。

こんな環境が大好き。

2 件のコメント:

  1. 祭りは感動!ビリヤードは最高!!全て100点です。
    が、祇園祭が祇園際になってるから!マイナス10点!

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  2. もー漢字直したもん。
    だって日本人じゃないからムツカシーネー

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