2013年5月20日月曜日

Bite and crush

先週の月曜日、介護老人ホームでステイした際、ベッドから転げ落ち足を打ったとのことで、先週いっぱいホームで預かってくれることになった。
おかげで、平日は家に母親が帰らないのでなーんも介護することなく、楽になった。

で、ようやく足の痛みも取れ、日曜日に帰ってきた。

家の前で、ホームの車が到着し、お出迎え。
ところがグズって降りてこない。

「バッグがない」
「これじゃ、しょうがない」
「いきなり言われてもできない」
「これから家に帰るんだから」云々・・・・

介護の方と約20分、母親のめちゃくちゃな脈絡のない話を聞き、何とかなだめながら降ろそうとしたが、やっぱりダメ。

もう、しょうがない・・・
力づくで車から引きづり降ろし、抱き上げて家の中へ連れてこうとすると、大きく抵抗し、俺の手を噛んだ。

何とか、部屋のベッドに連れて行ったが、後味の悪い搬送だった。

俺は、介護をしているんだろうか?
何してるんだろう?

しかも、母親に手を噛まれるほど嫌がられて・・・・


何のために、誰の為に、介護しているんだろう・・・
母親の薄らぐ記憶にとどめたいものは、笑顔と、ちょっぴりの幸せだったんじゃなかったか・・・

では、母親にとって、幸せってなんだろう?
何のために、俺は実家に戻って、何をしているんだろう?
介護という自己満足か・・・


噛まれたのは、心の奥の何か、だった。

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